タイトル_郷土の偉人

南陽のソウルフード?
“とりこなサラミ”を
捜索せよ!

やってくる夏本番に向けてビバ・ベジの2羽はビールに合う南陽ブランドを探していたところに、南陽市民はそれしか食べないという「サラミ」があると聞きつけてさっそく向かったのだった!

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「宮内ハム」なのにハムがない!?
  • 「今回は『宮内ハム』だ」
  • 「ハムか〜。今日も楽しみだね〜♪」
  • 「『宮内ハム』だけど、ここはハムは作ってないぞ」
  • 「え!? どういうこと?」

 赤湯駅から南へ車で5分、紺色の大きな建物に「宮内ハム」と掲げられた工場が中ノ目にある。ここが宮内ハムの本社工場だ。元々は宮内地区で営業していたが、事業の拡大にともない今年3月に移転したばかり。
 創業は昭和46年。すでに戦後まもなくから精肉店として営業していたが、加工食肉製品全般の製造・販売へとシフトしたという。創業当時はもちろんハムも扱っていたが、次第に人気の高いサラミやジャーキーをメインにするようになったと、創業者の孫でもある製造部長の漆山さんは話してくれた。
 宮内ハムでは30種類もある独自製品だけでなく、全国各地の銘柄原料を使用した特注品の委託製造も請け負っている。珍しいものになると、鹿やダチョウなどの肉を使ったサラミを作ってくれなんてこともあり、チャレンジ精神旺盛な会社なのだ!!

ここが宮内ハム
周囲も開けていて目立っていた。
宮内ハムオリジナル商品
紹介しきれないほどの種類がある。
全国で『宮内ハム』のサラミは
食べられてるんだよ!
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「サラミ」好き県民に支えられた味
  • 「サラミって言えば、いつ食べる?」
  • 「ん〜おつまみでしょ、お茶請けにも出してほしいし、もちろんおやつでも食べたい!」
  • 「おやつやお茶請けに出すのは山形県だけって知ってたか?」
  • 「うそ!こんなに美味しいのにおやつに食べないの!?」

 山形県の消費量日本一はラーメンだけじゃない、実はサラミも消費量日本一なのだ。そういえば確かに酒の席だけでなく、大人も子供も日常的にサラミを食べている。そんな舌の肥えているとも言える山形の人をもとりこにする「宮内ハム」のサラミは一体どんな技が隠されているのだろう。
 漆山さんは「宮内ハム」のサラミについてこう語ってくれた。
「あらびき感が強く、肉っぽさが残っているんです」
 実は今の主流はソフトな口当たりの柔らかいサラミらしいが、ファンの根強い声に応えて、発売当時からその無骨な作り方を変えていないという。食べてみると分かるが、確かに噛み応えのある食感。噛めば噛むほど肉の旨みが出てくる、こだわりのサラミに★★★!
 宮内ハムでは牛豚鶏などの一般的な素材のほかにユニークなサラミがある。それが「いかボー」だ! 名前の通りなんと海の素材「イカ」が入ったサラミ。大手メーカーと共同で低カロリー低脂肪の商品開発を行っていた過程でできた商品だそうだ。イカと鶏肉の旨みが絶妙なハーモニーのあっさりテイストでこちらも宮内ハムオススメのサラミ!

宮内ハムの代表的なサラミ
左:サラミ 右:いかボー
製造部長漆山さんのオススメは
「合鴨ジャーキー」だ☆
しっかりサラミにあっさりいかボー、どっちにするか迷うな☆
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新旧並び立つ
  • 「それで結局『宮内ハム』のサラミはどこで手に入るの!!」
  • 「焦るなって山形ならヤマザワやヨークベニマルなどの主要なスーパーで買えるぞ」
  • 「いろんな種類を食べてみたいんだけど、売ってる?」
  • 「それなら『宮内ハム』販売店が確実だな」

 販売店は宮内ハムの名前の元となった南陽市宮内に創業当時からある。第5回で紹介した東の麓酒造の程近く、レトロなたたずまいのお店だ。
 県内外のスーパーで手に入れることも出来るが、やはり沢山の種類を選んで買えるのはここだけ!基本水曜・日曜は定休日なので注意が必要。
 レトロな販売店に並ぶサラミやジャーキーが作られているのは、逆に最新鋭の機器を揃えたピカピカの工場。清潔に保たれた工場内で沢山の人がキビキビと働く光景は見ていて気持ちがいい!
 サラミの肝とも言える乾燥の工程では、なんと1ヶ月かけて乾燥するものもあると言う。適度な温度・湿度に保たれた乾燥室にずらっと部屋の奥まで吊るされたサラミは壮観だ。包装作業はほとんどが女性。細やかで繊細な手作業にはやはり女性の方が向いていると漆山さん。話を訊いている間にも、彼女達の手は目にも留まらぬ速さで次々とパッケージされていた。
 ここから県内、いや全国へと美味しいサラミやジャーキーが出荷されているのだ!!

時代の積み重ねを感じさせる販売店の店構えだ。
数え切れない程のサラミが乾燥室でその出来上がりを待っている。
あっという間に大量のサラミがパッケージされていた。
スーパーで買えるなんて、すごい身近な存在だったんだ〜☆
  • 「決められなきゃ、サラミもいかボーも食べればいいんだよ〜モグモグ」
  • 「そんなにつまむと夕飯が入らないぞ」
  • 「大丈夫!これはおやつだから別腹〜♪」
  • 「お前はいくつ腹があるんだ。ほら、南陽ブランドの報告行くぞ!」
宮内ハム
材料の肉を混ぜる機械
これ一台で500Kgもの量を混ぜられるんです。
「いかボー」製造中☆
ものすごいスピードで作られていきます。
乾燥前のサラミです。
親指位の太さが乾燥すると60%程度まで縮みます。
達人のスゴ技で、一瞬にして真空パックのサラミがぞくぞくと出来上がります。
見てるとまた食べたくなっちゃうな〜☆

捜索完了!!
宮内ハム(みやうちはむ)
住所:〒999-2242 山形県南陽市中ノ目47-5
TEL:0238-50-2345  FAX:0238-50-2346
アクセス:JR赤湯駅からタクシーで5分

★宮内ハム販売店
住所:〒992-0472 山形県南陽市宮内2508
TEL :0238-47-2102
アクセス:JR赤湯駅からタクシーで10分
■2012年6月取材
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