タイトル_郷土の偉人

“最先端技術”の
製作所を捜索せよ!

今日も南陽ブランドを求めて探索する2羽に耳寄りな話が……。「被災地で使用される“最先端技術”を使った機械を作る製作所がある」そんな噂を耳にしたベジとビバの2羽は早速現場に駆け付けた!

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地球にも人にも優しく
  • 「製作所って言っても綺麗だねぇ。でも最先端技術って、僕ピンとこないんだけど」
  • 「元々ビバは食べ物以外興味ないからな」
  • 「そんなことないもん! ビデオの予約もできるし、FAXだって送れるよ!」
  • 「……まぁ百聞は一見にしかず。早速社長の多勢さんの話を聞こうぜ!」

 白を基調とした清潔感漂う「多勢丸中製作所」。ここに去年誕生した「LED投光機」はある。
 夜間の工事現場などで見かける投光機だが、発電機が物凄い音を立て、近くに寄れば異常な熱と排気ガス臭を感じたことはないだろうか?
 多勢丸中製作所が作り上げた「LED投光機」はそれがない。ソーラーパネルを搭載した一体型バッテリーは電源を入れても稼働音が気にならず、LED照明灯は長時間点灯していても熱くならないので、直接触れることができる。
 しかも! 燃料を使わないのでCO2排出がなく、ソーラーパネル使用で消費電力はゼロ。さらに女性にも操作しやすく移動することが可能!
 まさに地球にも人にも優しい機械だ!

こちらが最先端技術を持った機器を開発制作している多勢丸中製作所だ。
LED投光機。その姿は意外とスマート。
ここ南陽でこんなハイテク機械が作られてるなんてビックリだ〜!
2
被災地でも活躍
  • 「今は三陸でわかめ漁が最盛期なんだ。夜明け前に水揚げする大変な漁なんだよ」
  • 「いきなり旬の話だね。もちろんわかめも大好きだけど」
  • 「でもな、被災した港じゃまだまともに電気も使えないらしい」
  • 「えっ」
  • 「だから、それを聞いた多勢社長は立ち上がったんだ!」

 被災した漁協の惨状を人伝に知り、何かできることはないかとLED投光機を持参した多勢社長。
 そこで目にしたのは復興とは程遠い街の姿とただひたむきに仕事に取り組む漁協の人々だった。励ましの言葉を口にするのも躊躇したと多勢社長は振り返る。そして真っ暗闇の中水揚げをするわかめ漁の一助になるのならと、LED投光機を無償で貸出したのだ。
 心温まる話だが、多勢社長の話は続く。多勢丸中製作所でもLED投光機を知識のない人達に実際に使って貰い、その使用感をフィードバックしたかったという。
 「互いに利益があり、フェアなんだ」
 そう語る社長のその心意気に★★★!

漁協に搬入されたLED投光機
きっと今日も港を照らしているのだろう。
急きょ建てられたプレハブの作業所
いまだこの作業所以外電気が使えない。
お互いが互いの支援をする。与えるだけ・貰うだけ、じゃないっていうのがいいよな!
3
求む!ものづくりの心を持つ方
  • 「LED投光機の生みの親は熱い人なんだねぇ!」
  • 「もちろん本業の機械工作にだって熱い人だぜ!!」

 多勢社長は身近な地元の人の声を聞いて作りたいと言う。目指すのは一人一人に合わせたカスタマイズが可能な距離の「ものづくり」だ。
 実はLED投光機は照らすことがメインではない。電源に使われているソーラーパネルと蓄電池がこの機械のキモなのだ!
 電源を容易に取れない状況でより便利に電気を使えるようにしたい。この基本コンセプトがLED投光機の出発点。
 「簡易に移動できる電源」を最大限に生かすには、使う人の必要に応じたカスタマイズが必要不可欠。
 社長は時代にそぐわないかもと前置きして、顔の見える商売・仕事、ひいてはものづくりがしたいのだと話してくれた。

台座に取り付けられた蓄電池。
フル充電でLEDが約20時間使用可能だ。
太陽光発電&蓄電池、充電式蓄電池。
そして多勢社長の目指す先は「電気を作る」ことだ。
ものづくりの心が、地球にも人にも優しい機械になったんだねぇ
  • 「優しくて熱い話が聞けたね、ベジ!」
  • 「多勢社長の情熱もそうだけど、何より『LED投光機』が凄かったな!」
  • 「うん、こんなにすごい機械なら、食べ物じゃなくても気合入れて報告できるよ☆」
  • 「まったく現金な奴だ。じゃあ今回も『南陽ブランド』に決定!」
多勢丸中製作所
かつては製糸工場だった多勢丸中製作所。
こういった部品の製造を経て製品開発へと漕ぎ出しました。
LED投光機は伸縮自在!約4mまで伸びるんです。
LED投光機の兄弟とも言える充電式蓄電池「ためまるくん」
なんと携帯の充電ならば最大で80時間可能!
玄関でキラリと光る「多勢丸中製作所」の文字。
その奥には自社で開発した発電機が展示されています。
シャイな社長さんの姿は
とうとう捕らえる事ができなかったよ〜

捜索完了!!
株式会社多勢丸中製作所(たせまるなかせいさくしょ)
住所:〒992-0473 山形県南陽市池黒1430番地
TEL:0238-47-3315(代)
FAX:0238-47-5998
アクセス:山形鉄道フラワー長井線おりはた駅から車で5分
HP:多勢丸中製作所公式サイト
■2012年1月取材
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