タイトル_郷土の偉人

“食べる赤湯温泉”
の店を捜索せよ!

南陽ブランドを求めて聞き込みをしていた2羽にある情報が……。「“食べる赤湯温泉”をコンセプトにこだわりのお店がある」そんな情報を聞いたベジとビバの2羽は早速捜索に向かったのである!

1
赤湯温泉が入っているお菓子
  • 「ここだよ。ここ六味庵!」
  • 「食べる赤湯温泉ってどんなこだわりなんだろうな」
  • 「ベジ! これみてみて〜! 源泉まんじゅうだって!」
  • 「源泉まんじゅう!? どういうことだ?」

 赤湯温泉は源泉が飲泉として認められている数少ない温泉地。赤湯温泉に飲泉所ができてまもなく、ここ六味庵では、生地を源泉で練った湯の花かりんとうを作りはじめた。
 温泉街からは少し離れているものの、わざわざお店を探してきてくれる県内外のお客様も多い。
 現在では源泉入りの温泉まんじゅうをはじめ、温泉かりんとうや田楽ゆべし、三色だんご等が好評を博しているほか、南陽産ワイン入りのおこわも人気がある。
 中でも、甘すぎない餡を包む皮をカリッと揚げた小さなかりんとうまんじゅう「ちびかり」は、お店の看板商品。甘味が苦手な男性でも、ついつい手が伸びてしまう癖になる食感は、老若男女を魅了し、数箱まとめ買いする人もいるほど。「食べ過ぎてしまう!」というクレームから、小さなパック入りを販売したほどの人気商品だ。

こちらが大人気の「ちびかり」カリカリの食感を大事にしている為、(カリカリと美味しく食べられる)賞味期限は2日間。
赤湯温泉源泉を使った品々。
ちびかり(手前)赤湯源泉まんじゅう(中左)
赤湯田楽(中右)温泉かりんとう(奥)
日本どこにでも“温泉まんじゅう”ってあるけど、これこそ本物だよ!
2
身土不二の思いから
  • 「しんどふじ? なんだそれ」
  • 「よくスローフードで聞くようになった言葉だけど……カリカリ」
  • 「報告に集中しろって」
  • 「いくら安心だって、日持ちしないしねぇ。よく見たらベジメモに詳しく書いてるし〜カリカリ」
  • 「……お前、流れってもんがあるだろ」

 「身土不二」とは、人の身体は住んでいる風土や環境との関係が非常に密接であるという考えから、その土地に適応した作物を育て、食べることで健康に生きられるという考え。
 材料のすべてが南陽産とはいかないが、できる限り地産地消を心がけている心意気は★★★
 もともと、大手の洋菓子をFCとして手掛 けたこともある六味庵。食品添加物は食品安全基本法や食品衛生法など国で定められているものの、先人からの「食べ合わせ」の教えに沿って、その危険性はゼロではないと考え、“日本の食文化になじんだものを作りたい”とご夫婦で奮起したのがきっかけだった。
 以来、和菓子だけではなく餅や赤飯なども作りはじめ、食品添加物の危険性を極力減らして、安心して口にできるものを提供している。
 そのこだわりにも★★★

蒸したての赤飯。
その優しい色あいが安心を物語っている。
こちらもできたての源泉まんじゅう。
安心と美味しさを追求し予約販売となっている。
こういった考えのお店が南陽市にあるってうれしいよな!
3
みせる作業場から
  • 「ところで六味庵は、工場と売り場が分かれてないね」
  • 「いつ、どこで、誰が、どのように作っているか知ってもらうため“見える化”にしてるんだ」
  • 「ご主人はいわなかったけど、五感だけじゃなく、知覚の七感そして、心覚の八感まで働かせている自信からくるものだね」
  • 「自信は確信に変わったんだな」
  • 「え〜、それって松坂大輔投手の名言じゃん」

 食品衛生法の観点から、菓子製造業は閉ざされた空間での製造が条件となり、餅や赤飯とは別の場所で作られる。
 しかしどちらも生産工場という堅さはなく、昔ながらの雰囲気が守られている。そこにも確固たる理由がある。温度、湿度の正確な数値で測って分量を検出するだけではなく、季節を捉え、その日ごとの五感によって分量を変えるのだという。
 ハカリでは測りきれない部分は、やはり職人としての感覚が補い、しっかりと四季折々の味をこめているのだ!

目にも留まらぬ速さで出来上がってゆくお菓子は、
人の手によるものかと疑うぐらい整っている。
繊細な職人さん達の指先が、機械じゃ出せないあったかい味を作り出してるんだね〜
カリカリ……
  • 「六味庵で、優しい南陽を食べつくしたって感じがするな。それにしてもお前食べすぎじゃないか?」
  • 「だってもうすぐ冬だよ!美味しいもの沢山食べて脂肪をつけとかないと!」
  • 「……う、うん(こいつ冬眠する気か?)」
  • 「よし! これこそ南陽ブランド! 早速報告しよう!」
六味庵(むつみあん)
六味庵のお菓子と同じく優しさがにじみ出る店主の菅野ご夫妻。
これだけ並ぶと圧巻です。
包装も一つ一つ丁寧に行います。
親しみ易く明るい店内。
入り口では招き猫がお出迎えしてくれます。
店内にはイートインもあり、すぐに味わうこともできます。
写真は三色団子。中の餡も三色です。
今日のおやつは
六味庵で決まりだネ★

捜索完了!!
六味庵(むつみあん)
住所:〒999-2221山形県南陽市椚塚1601
TEL:0238-43-6363
営業時間:8:00〜18:00
定休日:主に木曜日の午後 休養中
アクセス:JR東日本赤湯駅から車で5分
■2011年11月取材
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