タイトル_郷土の偉人

新品種
「夢のブドウ」を
捜索せよ!

食べたら必ずやみつきになる、そんな夢のようなブドウがある……。何とも魅力的な情報を聞いた2羽は、早速捜索に向かったのである!

1
子どもからお年寄りまで魅了するシャインマスカット
  • 「夢のブドウに会えるなんてドキドキするねぇ〜♪」
  • 「話によると、香りがゆたかで甘味が強く、皮も丸ごと食べられるそうだ!」
  • 「皮や種が面倒でブドウをあまり食べないって人には朗報だね!」
  • 「いや、ブドウ好きなビバもきっとファンになるぞ」

 ブドウの新種、シャインマスカット。
 1房5000円の値をつける事もある品種だ。生産量の少なさもあいまって「夢のブドウ」と呼ばれるシャインマスカット。
 その栽培をおこなっている、沼沢農園の沼沢清司さん。南陽市民体育館の近くにある畑にお邪魔すると、緑色に輝く大粒の房がたわわに実っていた。
 2006年に品種登録されたシャインマスカットは、安芸津21号と白南という品種を交配して育成されたもの。高貴な香りで糖度が20度以上。そして大粒!また、種がなく皮ごと食べられるのが夢のブドウと言われる理由である。
 沼沢さんは初めて食べた時の感動が忘れられず、是非みんなに食べてもらいたい!との思いで栽培を始めたそうだ。

これが「夢のブドウ」と言われるシャインマスカット
聞けば聞くほど美味しそう!まさに夢のようなブドウだねぇ☆
2
南陽の未来を創るブドウ
  • 「いやぁ〜すっかり僕もシャインマスカットのファンになっちゃった」
  • 「まだまだ! シャインマスカットの魅力は味だけじゃないんだ!」
  • 「え? どういう事?」

 現在、ブドウ農家の多くは高齢化と後継者不足に悩んでいる。
 そんな農家の希望の星が、全国的にも注目を浴びている、このシャインマスカットなのである。シャインマスカットが特産として広まれば、若い世代を呼び戻すきっかけにもなるのではないか。新しい品種が南陽のブドウ農家の未来を支えるのではないか。そんな、地域を思う心もこのブドウには託されているのだ。
 すでに南陽ではその豊かな土壌・気候を活かし、さらに美味しい、ここだけでしか食べられないシャインマスカットを目指して、行政・民間の垣根を取り払い様々な取り組みを行っている。

南陽の果樹農家さん達の期待の星です
一つ一つ袋掛けされ、丁寧に作られています
未来を託されたブドウか……。
何だかジーンとくるな
3
試行錯誤は今も続く
  • 「じゃあ、もうあとは出荷するだけだね!」
  • 「まだまだ、育てやすいからこそ更なる味の向上を目指しているんだ」
  • 「ええ? 今でも十分おいしいと思うけど〜?」
  • 「南陽の豊かな土と出会ったら美味しくなるのは当たり前。
       でも長年の経験を積んだブドウのプロ達がさらに一手間加えたら……」
  • 「なんだかすごいことが起こりそう!」

 緑色品種のため着色不良に悩まされない事や、他の大粒ブドウより栽培が容易とされるシャインマスカット。
 昼夜の寒暖の差が激しい南陽は、ブドウの生育にはもってこいの土地だ。昼の暖かさが実を大きく育て、夜の寒さが甘みを強くするのである。
 南陽のブドウ農家も、研修会や大粒ブドウ部会などで剪定時期や房づくりなどの技術情報交換をおこない、より一層美味しいシャインマスカットを生み出し、南陽の新たなる顔にするべく日々奮闘している。ひと房の果実に、農家の熱い情熱がこめられているのだ。
 今年も9月中旬には旬を迎えるシャインマスカット。ぜひその熱い想いのこもったシャインマスカットを味わって欲しい。

まだ生産量が少ない為専用の箱がありません。
青みがかった透明感のある緑が特徴。
より美味しくなるように、こんなに試行錯誤が繰り返されているなんてスゴい!
  • 「やっぱり南陽とシャインマスカットの相性は抜群なんだね!」
  • 「まさしく、未来へと続く“なんようブランド”だ!」
  • 「よし、モグモグ……さっそく帰ってモグ、報告だモグモグ……」
  • 「あっ、コラ! またつまみ食いを! 俺の分残しておけよ!!」
シャインマスカット
皆様のお手元に届けられるまでもう少し……。
瑞々しい緑が目に鮮やか☆
高級ブドウ揃い踏み!
左から高尾・シャインマスカット・ゴルビーです。
今回捜索にご協力頂いた沼沢農園の沼沢さんご夫婦。
今回は爽やかな香りと甘さを
伝えられなくて本当に残念〜。

捜索完了!!
シャインマスカット
「安芸津21号」(「スチューベン」×「マスカット・オブ・アレキサンドリア」)に「白南」を高配して育成された品種で、糖度が高く、果皮が黄緑色でマスカット香りがあり品質の良いブドウ。
大粒で種がなく、皮ごと食べられる特性をもつ。
成熟期は9月中旬頃
お問合せは……
JA山形おきたま:http://www.okitama-yt-ja.or.jp/
■2011年9月取材
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