タイトル_郷土の偉人

オリジナリティ溢れる
お豆腐屋さん
を 捜索せよ!

南陽市梨郷に、ユニークな試みで有名なお豆腐屋さん「野川食品」がある……。そんな情報をゲットした2羽は、今日も捜索に向かったのだった!

1
二十年前に誕生した「定番商品」
  • 「ねむ〜い。まだ朝の五時だよ、こんな時間からお豆腐屋さんは働いているんだね」
  • 「鮮度が命のお豆腐は朝が勝負なんだって。それにしても和やかな外観だなあ……」

 沿道を少し外れた先に見える「の川や」の暖簾。
 その奥の工場では、ご主人の野川壽一さんと奥様の八枝子さん、息子さんの寿広さんが黙々と豆腐作りに勤しんでいた。
 創業60年、「野川豆腐店」の一押しは県産の大豆「秘伝豆」を使った「ざる豆腐」。本来は枝豆として食べる豆を使用する事で、こくがあって大豆の香りが豊潤に漂う豆腐が出来る。
 その美味しさ、地産地消の心意気、ともに★★★!

どこか懐かしさを感じさせる「の川や」
もうもうと蒸気が立ち込める作業場
出来立てのお豆腐
今はポピュラーな「ざる豆腐」を20年以上も前に開発してたなんて、びっくり!
2
アイディア商品開発の秘訣とは……?
  • 「そういえば、隣の販売店舗にも、いろんな種類の賞品が並んでいるなぁ〜〜」
  • 「これだけじゃないぞ、何といっても野川食品の特徴は数々のアイデア商品なんだ!」

 野川食品の一番人気、国産のエンレイ大豆を使用した「俵揚」。
 山形県置賜地方に伝わる俵型の油揚げだが、形の特殊さから全国流通は難しい。そこで、寿一さんは油揚げをホットドッグのパン生地に見立てた「ホットきつね」を開発、その他にもソーセージ型の豆腐「とうふぼうや」や豆腐を用いた惣菜を次々に作りあげた。
 そして2008年には工場に併設した販売店舗「の川や」を構え、地域密着型の展開をおこなっている。
 その積極的な展開が評価され、2009年には「優良経営食料品小売店等全国コンクール」奨励賞を受賞したのである。

置賜ではスタンダードな俵揚げ
料理にも使いやすい新しい形の豆腐
オリジナル商品は29種類以上!南陽の人って、アイディアマンだねぇ〜
3
ゴミをなくしてリサイクルで地産地消
  • 「驚くのはまだ早い!豆腐の材料、大豆を作るための土作りにも協力しているんだ」
  • 「ええ? 土作りなんて、お豆腐屋さんがどうやって手伝うんだろう……?」

 野川食品では、おからや廃油、豆腐の売れ残りなどを微生物と混ぜ合わせて有機肥料を作り、秘伝豆を作っている農家の方へ提供している。
 土作りから豆作り、そして豆腐作りがひとつのサイクルになっている事で、より地域と密着した生産活動がおこなえるのだ。

豆乳を絞ってできるおから。健康食として知られるおからは、土にとっても、いい栄養となる。
エコまで完璧!
まさしく地域に根ざしたお豆腐作りだぁ〜!!
4
豆腐つくりにとどまらない、地域おこし
  • 「面白いものを見せてあげるよって壽一さんに言われて、改めて日曜の朝に来てみたら……」
  • 「すごぉ〜い! この間は静かだった目の前の広場に惣菜や野菜がたくさん並んでるよ〜!」

 野川食品の道路向かい、かつて農協の野菜加工所だった空き地を買い取った寿一さんは、「地域の皆が元気になる何かがしたい」と、地元の農家さんと協力して、「りんごう市場出店者会」を結成し、「朝市」(リンク先左上)を始めた。
 かつては隔週で開催されていたが、あまりの人気に現在は毎週催されている。
 地元の名産であるカボチャやおからで作ったドーナツや豆乳プリンが人気で、それを目当てに市外からやって来るお客さんもいるそうだ。

朝市ではその場でざる豆腐を掬ってくれる
出来立ての豆腐や惣菜を求めて人だかりに
自分のお店だけじゃなく、地域を丸ごと元気にしているんだな!
  • 「梨郷地区そのものの価値を高める志、まさしくなんようブランド!」
  • 「よおし、さっそく報告だ!……もぐもぐ」
  • 「コラ! つまみ食いばっかりしてんじゃない!」
  • 「だって、美味しいんだもの〜」
野川食品(の川や)
にがりを加え熟練の技でかき混ぜます
一気にするのがコツ
息の合った親子です
出来立てのお豆腐が並びました
朝市でお待ちしています
おからドーナツに豆乳プリン♪お惣菜も見逃せません
壽一さんのマイクパフォーマンスも聞き逃せませんよ
最後に野川ご夫妻をお店の前でパチリ
朝早くから捜索した甲斐があったな!
今回はお腹が減って仕方なかったぞ。

捜索完了!!
野川食品(の川や)
住所:〒992-0478 山形県南陽市竹原156-16
TEL:0238-47-7131
営業時間:11:00〜18:00
アクセス:
 山形鉄道フラワー長井線 梨郷駅から徒歩2分
 東北中央自動車道上山ICから車で45分
ホームページ:
http://www1.ocn.ne.jp/~nogawahm/nogawa_top.html
■2011年8月取材
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